白馬 大町 安曇野

大町市美麻大塩「美麻ベーカリー」

東京都八王子市から信州の山里、長野県大町市美麻地区に移住して、天然酵母や国産原料にこだわったパン製造・販売の店「美麻ベーカリー」をオープンした、吉本淳さん、臣子さんご夫妻に、移住のエピソードや大町市のオススメポイントなどを聞いてみました。



大好きな山やスキー、畑…夢の移住地探し

 

 もともとボランティアで地元の農家を手伝っていたこともあるというご夫妻の趣味はスキーや登山。「スキー場に近い」「山が近い」「畑仕事が出来るところ」「水が美味しい」などの“したい暮らし”をリストアップして、2人の『夢実現計画』を作っていたそうです。
 情報収集するうちにインターネットで見つけた、大町市のクラインガルテン(美麻地区にあるおおしお市民農園)に申し込み、ニ地域居住(二拠点居住)生活をスタートさせました。
 週末だけでなく、年末年始などの長期休暇にも大町市へ足を運びました。地域のお年寄りと知り合いになり、利用区画として割り当てられた畑意外にも米作りを手伝うこともあったといいます。そんな暮らしを続けるうちに、「自然豊かなこの地で暮らしてみたい」と土地や空き家を探すようになりました。

 

 

市宅地分譲地を購入、定住政策を活用して起業

 

 大町市への移住を決めたお二人が、移住生活を維持するために選んだ仕事はパン屋。大町市の「過疎地域起業者育成支援事業補助金」を利用してパン焼き窯などをそろえました。家探しにも苦労したそうですが、最終的に市の宅地分譲値に行き当たりました。臣子さんの持っていた技術を生かし、金曜日から日曜日までの週3日、パンを焼き店を開けています。

八坂・美麻地区 限定事業▶ 起業者育成支援事業補助金(個人向け)▶ 起業支援事業補助金(事業所向け)

情報源: 定住促進トップページ

 クラインガルテンでは、それぞれの区画ごとに小さな「ラウベ」という小屋が建てられていて、滞在中はそこで寝起きします。1年のうちのほとんどをラウベで過ごす利用者も多いです。お二人も、必要最低限のスペースでの生活を経験したことで「狭くても、物が少なくても大丈夫」だと確信。こぢんまりとした店舗兼住宅を建てました。
 

 

手間を惜しまず「不便」を楽しむ。

 

「大好きな山岳風景と自然環境に囲まれて、包まれて生活することができて幸せ。地域の人からもらったり、自分たちで育てた野菜がとてもおいしい。良いことがいっぱいあり過ぎて〝生きている〟実感の中で暮らしている」というお二人ですが、不便なこともあるといいます。近くのスーパーまでは車で15分程度“下山”しなければなりません。買い物は週に1〜2度、計画をたてて出かけます。これまでは、お金を払えばすぐに買えたいろいろなもの。ここでは食べるものでも何でも、「手間と時間、体を使って作り出す」ことで、その行程までもを楽しむようになったと淳さんはいいます。「ここへ来て東京の仲間がよく訪ねてくるようになりました。みんな指一本で仕事している人たち(笑)。今の自分の生活とはぜんぜん違う」と笑う姿は健康的でとってもスリム。うらやましい!

 

地元の知り合いを増やし、暮らしの安心感

 

 ニ地域居住から始めたお二人には、移住スタート時には、すでに地元の知り合いがたくさんいました。「地域内で倒木などがあると(薪にと)持ち主から声がかかったり、ランニング中に野菜をもらったり。皆さんが気にかけてくれているのが伝わってきて、地域全体が〝運命共同体〟みたい。ここなら孤独死はなさそう」と笑いあいます。
 運良く選んだ土地は、山間部ながらも子育て家庭が比較的集まる市の分譲地。地元の子どもも小銭に握りしめて集います。初めて地域に出来たおしゃれなパン屋さんに目を輝かせて!「夢実現計画」で描いた具体的な移住イメージを体現して、こんなに素敵な生活を手に入れた吉本さんご夫婦。「田舎暮らしはこうでなくちゃぁ」と、日々せわしない自分を顧みて思うのでした。
美麻ベーカリーの場所は…





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