ウインタースポーツのメッカみたいな場所に住んでいながら、体力・気力がヘタレ気味なため、なかなか雪遊びに子どもを連れて行く機会がないです。子連れスキー&スノボは案外大変ってことです。
家族旅行でゲレンデ!は、親の体力&財力勝負
普通の旅行でも、家族が揃えばかなりな金額になります。綿密なプランニングも必要です。ましてや小さな子どもを連れて行くとなれば授乳スペースの確保やミルク作り、おむつ替えの場所探しなど、問題は山積みです。
ゲレンデとなれば、さらに親の体力・気力の消費は計り知れません。
家族旅行でゲレンデに行こう!となれば、特にネックとなり得る要素は
1駐車場からのアプローチ
2スキー場の広さ
3リフト券の金額
大まかに言うと、このあたり。
小さい子連れゲレンデは「子ども中心」と割り切る
独身時代にゲレンデでスキーやスノーボードを楽しんでいたパパ&ママさんたちならご存知だと思うのですが、ゲレンデの駐車場は案外ゲレンデから遠いのです。小周辺は雪道で、行き交う車の運転も怖い。さな子どもを連れて、道具を持って歩くのは至難の技です。
そして、ビッグゲレンデは広い!
「キッズパークってどこだっけ?」って思っても、滑って行くにしても、歩いて行くにしても、独身時代とは勝手が違うことは覚悟しておきましょう。
重たく量の多い育児グッズをすべてを持って移動しなければならないこともハードルのひとつ。パパは大型ザック、ママは子どもを…と分担しても、子どもがぐずり始めたらそれこそ大変です。車さえ近ければ、授乳もオムツ替えも車を利用するという選択肢が増えます。
ガッツリ滑りたい派のパパ&ママも、子どもが小さいうちは子ども中心と割り切ってしまうことが、ストレスフリーのゲレンデデビューには大切かもしれません。
そして、慣れてきたら交代で子どもをみつつ、交代で「ちょっと上まで」と滑りを満喫することも出来ます。物怖じしないタイプの子どもなら、託児に預けて2人で滑りに行く時間も取れるかもしれません。託児のあるゲレンデは意外と多いです。
リフト券に意外とコストがかかる「家族スキー」
リフト券の料金は家族の構成次第でゲレンデごとに大きな差が出ることをご存知でしょうか?
子どもが少し大きくなって、一緒にゲレンデを満喫するようになると大きなウェイトを占めるのがお金の問題です。リフト券だけでなく、遠方からの場合は交通費や宿泊代もかかるし、ゲレ食も割高です。
そこで、ゲレンデのチョイスで大きく変わるリフト券代を、なんとか押さえておきたいところです。中でも要チェックは子ども料金の設定年齢です。子ども料金で滑ることができる年齢は、実は一律ではありません。下は多くは小学生から必要となりますが、もし子どもが中学生なら、中学生まで子ども料金のゲレンデを利用するといいでしょう。
小さな子どもと始めて行くのなら、キッズゲレンデが充実した所で、ギッズゲレンデ専用料金プランなどがある場所を選ぶと、出費を抑えられます。
ポイント1・小さめゲレンデを狙う
「せっかく行くんだからビッグなところ!」とか「昔通ったあのスキー場へ!」とか思ってしまうと、案外墓穴を掘ることが多いです。子連れの稼働力の低さをあまく見積もってはいけません。
わが家がもっぱら利用中なのは
【大町市・爺ヶ岳スキー場】
情報源:爺ヶ岳スキー場
混雑の心配も少なく、駐車場からのアプローチが良いのが利点です。
駐車場からゲレンデまでが本当に圧倒的に近いです。そして、横幅の広いファミリーゲレンデにはトロイカという乗り物があって、リフト未デビューの小さい子連れに最適です。平日には、市内の園児たちがソリ・スキー体験遠足に利用することも多く、大町キッズには高知名度だと思います。トロイカのみの回数券もありますが、体力系男子ならソリを持って駆け上がれる距離です。
ポイント2・駐車場からのアプローチ
どうしても大きなスキー場と言うのなら、登り口にするゲレンデを吟味しましょう。ゴンドラのあるゲレンデはやはり、混雑する分、リフト乗り場まで遠いところに駐車することが多くなります。
例えば、「白馬五竜&Hakuba47」のオススメアプローチゲレンデは
【白馬五竜・いいもりゲレンデ】
情報源: 白馬五竜IIMORIスキー場
比較的近くに車を止められる穴場ゲレンデ。ファミリーゲレンデやキッズスペース、託児、キッズスクールなどもあり、リフトに乗れるようになったら、2本乗り継ぐだけで、五竜エスカルプラザにも行けます。
ポイント3・ゲレンデサイドホテルをチョイス
宿泊するなら、断然ゲレンデinがオススメです。中途半端な距離の宿にするぐらいならば、送迎してもらったほうが良い場合も多いです。
【白馬コルチナスキー場】
情報源: 長野県 白馬コルチナスキー場|天然雪100%パウダースノーが人気
小谷村の白馬コルチナスキー場は、大きなホテルのプライベートゲレンデみたいな作りになっていて、ファミリーにはぴったりです。お料理も施設も子どもが喜びそうな雰囲気で、ファミリー向けのサービスが充実しています。
ポイント4・子どものリフト料金設定
中学生がいる家庭では、中学生の分のリフト券代が、大人なのか?ジュニアなのか?子どもなのか?は要確認です。
kazenoyaが知っている、子ども料金に中学生が含まれる白馬エリアのスキー場2つはこちら。
【鹿島槍スキー場】
【白馬さのさかスキー場】
情報源: 白馬で一番ちょうどいいスキー場! 長野・白馬さのさかスキー場
ポイント5・そのリフト券、本当に必要?
子どもと一緒にゲレンデへ行きたい!ってことの本音って「子どもを雪好きにさせて将来一緒に遊びに来たいな」ってことだったりします。まぁ「いま、滑りたい!」も本音でしょうけど。
でも、いくら「いま滑りたい!」と思ったところで、雪上での子連れ装備を背負って、稼働力は低いのです。
あれこれ作戦を練って、「頑張って滑るゾ」と意気込んだところで、フタを開けてみたら「計5本しか滑れなかった」ということにもなりかねません。
それならいっそのこと、雪やゲレンデ気分を味わうことに意識をシフトしてしまうのも手です。
ひとつ目の選択肢は「回数券を利用する」という手。
回数券を夫婦でシェアしながら少しだけ滑りつつ、子どもとの雪遊びを満喫します。
ふたつ目の選択肢は「いっその事ゲレンデには行かない」。
宿泊したペンションの裏庭でだって雪遊びは出来ます。スノーシュー体験などもあります。
ガッツリゲレンデで滑るのは数年先延ばしにして、ことしは雪国体験を子どもにプレゼントしてみてははいかがでしょうか?案外「また行きたい!」と思えるような素敵な思い出になるかもしれません。
地元の子連れママたちは近所の公園の斜面を利用して子どもにソリ遊びをさせています。そんな雪とのふれあい方だって、立派なスノーアウトドア。雪デビューには最適なのかもしれませんね。